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『MW』(ムウ)玉木宏主演で映画化ー手塚治虫大先生 [純文学]

世の中には楽しいことが溢れていて、わたしはちっとも退屈できない。
気だるい振る舞いに斜に構えた態度。
退屈を紛らわすことにも退屈してしまったように、見えなくもないミナデイン(低血圧低体温でございます)
そんなことないのよ、(会社以外では)やりたいことだらけ、興奮しっぱなし。オフィスビルを一歩出れば、暇や退屈なんて言葉はどこにもない。ここ最近感じた覚えがない。むしろやりたいことが多すぎて手が回らない。時間が足りない。
1日8時間、昼休みや通勤時間を入れたら10時間ほどにもなる拘束時間。これを週5でしょ。週って、7日しかないでしょ。
168-50=118
<一週間の時間-拘束時間=自由時間>
・・・118時間?意外と多くね?
わかってるんですよ。ほぼ残業なし・ほぼ辛いことなしの仕事って、かなり恵まれてる。『やりがいのある仕事がしたいの!』とか言っちゃうタイプにはイマイチかもしれませんが。ミナデイン絶対言わないもん。
働き始めたのが早かったもんで、この年にして数度の転職を経験した。職種も様々だった。聞こえのイイ自慢になっちゃいそうな気取った肩書き(アパレルのプレスとか化粧品のバイヤーとかウェブデザイナーとか(キャバクラ嬢とか)ね。ファッション誌(や、夜の街案内誌)出たりとか)になったり、成果を挙げたり、経験や知識も積んだ。朝から深夜まで働いて休みは週0日、家に帰っても仕事×仕事。
そんな生活もしてみたけど、してみて良かったと思うけど、ミナデインそういうコじゃないって気付いた。わたしの価値はそんなところじゃない。働いていて幾人かに『あなたじゃなきゃダメだ』と言われたけれど、そんなことないよ。わたしじゃなきゃダメなのは、そんな所じゃない。本当にわたしじゃなきゃダメなモノ、見つけたの。だからミナデインはソレのために生きる。
コレに気付いてから、一生懸命仕事してたときには無かった自信がついた。表面上の飾りや言い訳みたいな誰かのためへのアピールじゃなくて、絶対ブレない身体の芯を通るモノ。
苦労した甲斐がありました。あ、仕事のことじゃないですよ。大人になってからの苦労は、なんだか苦労と呼ぶ気がしないや。
だって恋愛にしろ、仕事にしろ、結局自分で決めたことじゃない。流れで、とか何となく、とか言ったって結局自分で決めたんだよ。回避する方法が無い事柄ではない。ホントに無理だったら辞めたり警察行ったりとかナントカ回避できんじゃん、しないだけで。 逃げることが可能な苦痛の中にいるのはね、なんだかんだ自分の意思なんだよ。「やっぱ、好きだから」とか「面倒くさいから」とかあるんでしょ。わたしが辛い仕事してた時間も辛い恋愛してた時間も、わたしの意思でそうしていたことだから、わたしはそんなの苦労って呼ばない。
じゃぁ何に苦労したの?って話は置いておいて・・・続きを。↑なげぇな、オイ。
『ソレのために生きる』、とは言えど。ソレはお金にならないから、生活できなくなっちゃうのよね。困っちゃうのよね。と、いうことで★OLになったミナデイン。
OLは、ただの『お金稼ぎ』であって『やりがい』や『生きがい』は間違っても求めやしない。そんなミナデインにとって"ほぼ残業なし・ほぼ辛いことなし"なこの職場は天国なんだな、うん。
だから文句は言っちゃいけないよっていうオチにしよう
最初は<一週間の時間-拘束時間>で自由時間を出して『少ねーじゃねぇか!会社め!!』とか言おうと思ったんだけど。思ったより自由時間が多かった。少なく感じてたのはミナデインの使い方のせいなのね。よし!家に帰ってからの時間を見直しだ!勇気が湧いてきた!

って、前フリ長っっっ!!
こっから表題の件に入りますよ。
想像以上に燃え上がるほどヒート(Byジョジョの奇妙な冒険)してしまいました。

ミナデインは手塚治虫先生の大ファンなのです。どろろだって映画化する前に読んでた。
鉄腕アトムだってレオちゃんだって奇子(あやこ)だって!よんでいたミナデインですが、『MW(ムウ)』は知らなかった。くやしす。まぁ、手塚先生の作品は短編含め山のようにあるので全部把握するのは難しいのかもしれない。けど、くやしす。
●あらすじ●
梨園に生まれたエリート銀行マン・結城美知夫の素顔は狂気の連続凶悪犯罪者だった…。手塚作品としては異例なほど生々しい性描写や猟奇的殺人場面が描き出されている。タイトルのMWとは、結城が犯行の際に得意の女装や男娼的行為をすることに関連づけられているといわれている(Man/Woman)。
悪漢漫画ですか。読みた過ぎるじゃないですか。
ブックオフは売り切れ、amazonはプレミアつき・・・その辺で売ってないかなぁ?

少年少女向けの王道漫画が有名だけれど、社会に訴えかけるような大人な漫画もたくさんあるのよ、手塚先生は。大人漫画(サラリーマンだの課長だの高橋克典だの・・・w)は好きじゃないミナデインですが、手塚先生の作品は別格です。大人漫画って書いたけど子供にも読んでほしいし。
先生は『僕の漫画は、全て罪と罰から来ているんだよ』みたいなことおっしゃったそうです。椎名林檎じゃありません、ドストエフスキーの名作です(ミナデインはドストエフスキーも愛しています)
厳しいことや汚いことも言うけれど、根底にあるのは人間讃歌なのですね。心を削られてしまう、読み終えてポッカリ穴が空いた気分になる作品たち(罪と罰はキレイに終わりますけど)。でも、その穴を逃げずに見つめる勇気が、埋めようとする覚悟が、それこそが人間を輝かせていくのでしょう。与えられたハッピーエンドからは得られない素晴らしさ(明るく楽しいハッピーエンドも世の中には絶対必要ですけどね)があるのです。


あ、手塚治虫先生はジャンプ専属の漫画家じゃないけど何度か作品掲載してるし、いまだにジャンプには『手塚賞』という新人漫画賞があるので、そしてそれを受賞するのは非常に名誉なこととされているので、ジャンプカテゴリに入れようと思ったんだけど、純文学カテコリに入れました。先生の作品は、娯楽をこえた文学です(ジョジョの奇妙な冒険でおなじみの荒木飛呂彦先生も手塚賞でデビューです。彼の漫画も人間讃歌ですね)
ちなみに。ミナデインは手塚作品の中ではブラックジャックが一番好きです、ベタですが。間黒男(英訳するとブラックジャック!!)さんに恋しちゃったんだ、たぶん。気付いてないでしょう?

●映画情報●
手塚治虫によるピカレスク・ドラマ、「MW」が映画化され、2009年に全国公開されることが決定しました!
主演はドラマ「のだめカンタービレ」の千秋真一役でおなじみの玉木宏が、初の悪役、しかも世界を恐怖のどん底に陥れる殺人鬼をシャープに美しく、そして狂気を持って演じます。
共演は、いまや日本映画界を支える若手実力派俳優、山田孝之。映画「クローズZERO」で見せた切れた演技を封印し、今回は悪と正義の間で苦悩する、物語の鍵を握る聖なる神父を演じます。
http://news.tezuka.jp/anime/2008/06/001/index.html
見るよ。どろろは見てないけど(どろろ役が柴崎コウって聞いて冷めた。柴崎コウは好きだけどさ。どろろは10歳くらいの少年に見える少女じゃなきゃダメなの!!)、コレは見よう。

では、また。

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